唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 秦中吟十首 輕肥
作者: 白居易
意氣驕滿路,鞍馬光照塵。借問何爲者,人稱是內臣。朱紱皆大夫,紫綬或將軍。誇赴軍中宴,走馬去如雲。尊罍溢九醞,水陸羅八珍。果擘洞庭橘,膾切天池鱗。食飽心自若,酒酣氣益振。是歲江南旱,衢州人食人。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 意気(いき) 驕(おご)りて路(みち)に満(み)ち 鞍馬(あんば) 光(ひかり) 塵(ちり)を照(て)らす 借問(しゃもん)す 何為(なんす)る者(もの)ぞ 人(ひと)称(しょう)す 是(こ)れ内臣(ないしん)と 朱紱(しゅふつ)は皆大夫(みなたいふ) 紫綬(しじゅ)は或(ある)いは将軍(しょうぐん) 誇(ほこ)りて軍中(ぐんちゅう)の宴(えん)に赴(おもむ)き 馬(うま)を走(はし)らしめて去(さ)ること雲(くも)の如(ごと)し 罇罍(そんらい) 九醞溢(きゅううんあふ)れ 水陸(すいりく) 八珍(はつちん)を羅(つら)ぬ 果(か)は洞庭(どうてい)の橘(たちばな)を擘(つんざ)き 膾(かい)は天池(てんち)の鱗(りん)を切(き)る 食飽(しょくあ)きて 心(こころ) 自若(じじゃく)たり 酒酣(さけたけなわ)にして 気(き) 益(ます)ます振(ふ)るう 是(こ)の歳(とし) 江南旱(こうなんかん)し 衢州(くしゅう) 人(ひと)を食(く)らう
意気 驕りて路に満ち 鞍馬 光 塵を照らす 借問す 何為る者ぞ 人は称す 是れ内臣と 朱紱は皆大夫 紫綬は或いは将軍 誇りて軍中の宴に赴き 馬を走らしめて去ること雲の如し 罇罍 九醞溢れ 水陸 八珍を羅ぬ 果は洞庭の橘を擘き 膾は天池の鱗を切る 食飽きて 心 自若たり 酒酣にして 気 益ます振るう 是の歳 江南旱し 衢州 人を食らう
意気揚々、威勢は道路いっぱいに満ちあふれ、馬に乗って進むその姿からは光が出て、路上の塵を照らし出すかのようだ。 お尋ねするが、あれは一体どういうお方か。 人は答えて、天子のおそばに仕える宦官さまである、と。朱色の印綬はみな大夫どの、紫色の印綬はさだめし将軍さまだ。得意顔で軍中の宴会に出かけ、おおぜいで馬を進ませ、雲のようにむらがりゆく。 宴席では豪華な酒樽に最高の美酒があふれ、山海の珍味がずらりと並ぶ。くだものは洞庭の蜜柑をもぎとってきたもので、膾ば大海の魚をこまかく切って作ったものだ。席上の人々はそれらの御馳起をたらふく食べて呑気なもの、酒がまわれば気炎はますます盛んになる。 この年、江南地方では旱がつづき、衢州ではひもじさのあまり、人が人を食べたというのに。
意気揚々として道いっぱいになり、乗る馬も輝くばかりでとび立つ塵をてらしている。 きいてみよう「どうした人か」、人はいう「宦官だ」と。 あかいひもをつけたのはみな大夫の官、むらさきのひもには将軍いる。軍中の宴会に招かれるのが自慢たらたらで、馬を雲のようにむらがり走らせてゆく。宴会では樽のなかにはよい酒がみちあふれ、海のもの山のものと珍しい料理がならべられている。果実としては洞庭湖畔のタチバナのわったもの、ナマスは南海の魚だ。腹いっぱい平らげて心もゆったりし、酒をたらふくのんでますます元気だ。さて今年、江南では旱魃で、その衢州地方では飢えた人間が人肉を食っているのだ。
意氣(いき)驕(おご)りて路(みち)に滿(み)ち、鞍馬(あんば)光(かがり)いて塵(ちり)を照(て)らす。借問(しゃもん)す「何(なん)する者(もの)ぞ」と、人(ひと)は稱(しょう)す「これ内臣(ないしん)なり」と。朱紱(しゅふつ)みんな大夫(たいふ)、紫綬(しじゅ)はあるひは將軍(しゃうぐん)。誇(ほこ)りて軍中(ぐんちゅう)の宴(えん)に赴(おもむ)き、馬(うま)を起(おこ)らせ去(さ)ること雲(くも)のごとし。罇罍(そんらい)に九醞(きうをん)溢(あふ)れ、水陸(すいりく)と八珍(はつちん)を羅(つち)ぬ。果(くわ)は洞庭(どうてい)の橘(たちばな)を擘(つんざ)き、鱠(なます)は天池(てんち)の鱗(りん)を切(き)る。酒酣(さけたけはな)にして氣(き)ますます振(ふる)ふ。是歳(このとし) 江南(かうなん)旱(ひでり)し、衢州(くしう)人(ひと) 人(ひと)を食(くら)ふ。
意氣驕りて路に滿ち、鞍馬光いて塵を照らす。借問す「何する者ぞ」と、人は稱す「これ内臣なり」と。朱紱みんな大夫、紫綬はあるひは將軍。誇りて軍中の宴に赴き、馬を起らせ去ること雲のごとし。罇罍に九醞溢れ、水陸と八珍を羅ぬ。果は洞庭の橘を擘き、鱠ば天池の鱗を切る。酒酣にして氣ますます振ふ。是歳 江南旱し、衢州人 人を食ふ。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系