題名: | 雜曲歌辭 浪淘沙 四 |
作者: | 劉禹錫 |
鸚鵡洲頭浪颭沙,青樓春望日將斜。銜泥燕子爭歸舍,獨自狂夫不憶家。 | |
英譯: |
Ripples lap the sand on the beach of Parrot Isle;
I gaze on the spring from a green tower as the sun begins to set.
Little swallows race back to their nests with bites of mud;
$(My)$ headstrong man, the only one who does not think of home.
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日譯: |
鸚鵡洲のあたりで、浪がなぎさの砂をゆりうごかしている。青樓から眺めていると、うららかな春の永い日ざしもやがて西にかたむこうとしている。泥をふくんだつばめがめいめい先をあらそって巢に歸ってくる。それなのに、いくら待っても帰ってこないのは心なしのわが夫、家のことなど思ってもいないのよ、キット。
鸚鵡洲(あうむしうとう) 浪(なみ) 沙(すな)を颭(うご)かす。 青樓(せいろう)春望(しゅんばう) 日(ひ) 將(まさ)に斜(ななめ)ならんとす。 泥(どろ)を銜(ふく)む燕子(えんし)爭(あら)うて舍(しゃ)に歸(かへ)る。 獨自(ひとりただ) 狂夫(きゃうふ) 家(いへ)を憶(おも)はず。 鸚鵡洲 浪 沙を颭かす。 青樓春望 日 將に斜ならんとす。 泥を銜む燕子爭うて舍に歸る。 獨自 狂夫 家を憶はず。 |