題名: | 秋思 |
作者: | 張籍 |
洛陽城裏見秋風,欲作歸書意萬重。忽恐匆匆說不盡,行人臨發又開封。 | |
英譯: |
HERE in Loyang City as I felt the Autumn wind,
I longed to wrire home, but my thoughts were
countless.
I feared that in my haste I had not said all,
And, as the messenger made to go, I broke the seal again.
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日譯: |
洛陽の城中で秋風が吹くのを見て$かの張翰のように俄かに故郷のことが懐しくなり$、家への便りを書こうと思い立ったが、あれも書きたいこれも書きたい、と思いが重なってしまう。$いざ書き上げてからも$あまりに慌しく書いたために、言いたいことが尽くせたかどうか心配になってきて、使いの人が出発する間際になって、 改めて封を開いて読み直したほどだった。
洛陽(らくやう)城裏(じゃうり) 秋風(しうふう)を見(み)る 家書(かしょ)を作(つく)らんと欲(ほっ)して 意(い) 万重(ばんちょう) 復(ま)た恐(おそ)る 怱怱(そうそう) 説(と)きて尽(つ)くさざる 行人(かうじん) 発(はっ)するに臨(のぞ)み又封(またふう)を開(ひら)く 洛陽城裏 秋風を見る 家書を作らんと欲して 意 万重 復た恐る 怱怱 説きて尽くさざる 行人 発するに臨み又封を開く |