題名: | 宮中題 |
作者: | 文宗皇帝 |
輦路生春草,上林花發時。憑高何限意,無復侍臣知。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
宮中の通路に春の草が萌えて、上林苑では花が枝もたわわに咲きみちている。それを高いところにのぼって眺めていると、無限のおもいがこみあげてくる。わしをとりまいて、はしゃいでいる侍臣たちは、わしの胸のうちなぞ、なんにも知らないのだ。
輦路(れんろ)春草(しゅんさう)を生(じゃう)じ、 上林(じゃうりん) 花(はな) 枝(えだ)に滿(み)つ。 高(たか)きに憑(よ)る 何限(かげん)の意(い)、 復(また) 待臣(じしん)の知(し)る無(な)し。 輦路春草を生じ、 上林 花 枝に滿つ。 高きに憑る 何限の意、 復 待臣の知る無し。 |