唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 漁翁
作者: 柳宗元
漁翁夜傍西巖宿,曉汲清湘燃楚竹。煙銷日出不見人,欸乃一聲山水綠。迴看天際下中流,巖上無心雲相逐。
英譯: Under night in the narrows a fisherman tied up his boat along the craggy west cliff to sleep . Then dawn hooped his pail dipping up water from the Hsiang as his bamboo fuel's spines sputtered to flame . But his wisp of smoke melted in the sun's upward plunging . And no trace of him . $Only undertone , " ao ai " of oar-thole$ $caught in the widening trough of river and joined stone .$ 0 0 0
In the evening a fisherman shelters against West Cliff. Early he draws clear 0 water, and makes a fire of 0 bamboo. By sunrise, his smoke vanished, no one is seen. As his song rings out, waters and mountains show green. From mid-stream, he glances backward to the distant shore: Above the cliff, the carefree clouds give chase.
日譯: 年老(としお)いた漁師(りょうし)が、夜(よる)になると、西岸(せいがん)の大(おお)きな岩(いわ)に舟(ふね)を寄(よ)せ近(ちか)づけて停泊(ていはく)した。明(あ)け方(がた)に彼(かれ)は清(きよ)らかな湘江(しょうこう)に水(みず)をくみ、楚(そ)の竹(たけ)を燃(も)やして、朝食(ちょうしょく)を作(つく)った。 やがてもやが晴(は)れ、太陽(たいよう)が昇(のぼ)ると、もはや、漁翁(ぎょおう)その人(ひと)の姿(すがた)は見(み)あたらない。えいおうと舟(ふね)をこぐかけ声(こえ)がひと声高(こえだか)くひびいて、山(やま)も水(みず)もあたりはすべて緑(みどり)一色(いっしょく)に染(そ)まっているその中(なか)に漁翁(ぎょおう)は去(さ)って行(い)ったのである。 わたしは空(そら)の果(は)てを遠(とお)くふり返(かえ)りつつ、川(かわ)の中(なか)ほどを下(くだ)って行(い)くと、雲(くも)が大岩(おおいわ)の上(うわ)の空(そら)に、無心(むしん)に追(お)いかけあっているように流(なが)れていた。
年老いた漁師が、夜になると、西岸の大きな岩に舟を寄せ近づけて停泊した。明け方に彼は清らかな湘江に水をくみ、楚の竹を燃やして、朝食を作った。 やがてもやが晴れ、太陽が昇ると、もはや、漁翁その人の姿は見あたらない。えいおうと舟をこぐかけ声がひと声高くひびいて、山も水もあたりはすべて緑一色に染まっているその中に漁翁は去って行ったのである。 わたしは空の果てを遠くふり返りつつ、川の中ほどを下って行くと、雲が大岩の上の空に、無心に追いかけあっているように流れていた。
漁翁(ぎょおう) 夜(よる) 西巖(せいがん)に傍(そ)いて宿(しゅく)し 暁(あかつき)に清湘(せいしょう)に汲(く)みて 楚竹(そちく)を然(た)く 煙(けむり)銷(き)え 日(ひ)出(い)でて 人(ひと)を見(み)ず 欸乃一声(あいだいいっせい) 山水(さんすい)緑(みどり)なり 天際(てんさい)を迴看(かいかん)して 中流(ちゅうりゅう)を下(くだ)れば 巖上(がんじょう) 無心(むしん)に雲(くも)相逐(あいお)う
漁翁 夜 西巖に傍いて宿し 暁に清湘に汲みて 楚竹を然く 煙銷え 日出でて 人を見ず 欸乃一声 山水緑なり 天際を迴看して 中流を下れば 巖上 無心に雲相逐う
夜 西厳のもとに舟がかりしていた漁翁 あけ方湘江の水をくんで楚竹をたく 靄が晴れて日が昇ってくると もうその姿は見えず はるかに櫓をこく声がして 山も水も皆みどり 中流を下りながらふりかえって空を仰ぐと 厳上に無心の白雲が あとになり先になって飛んでいた
漁翁 夜 西巌(せいがん)に傍(そ)うて宿し 暁(あかつき)に清湘(せいしょう)を汲(く)んで楚竹(そちく)を然(た)く 煙(けむり)銷(き)え 日出(い)でて 人見えず 欸乃(あいだい)一声 山水緑なり 天際(てんさい)を廻看(かいかん)して中流を下(くだ)れば 巌(がん)上無心に雲(くも)相(あ)い逐(お)う
漁翁 夜 西巌に傍うて宿し 暁に清湘を汲んで楚竹を然く 煙銷え 日出でて 人見えず 欸乃一声 山水緑なり 天際を廻看して中流を下れば 巌上無心に雲相い逐う
年老いた漁師が、夜、江の西岸にある大きな厳に沿って舟どまりした。暁に起きて、清らかな湘江の水を汲み、楚竹を焚いて朝食の準備をしている。 やがて川霧もはれ、太陽がのぼると、すでに老漁父の姿は見えず、はるかに$入江から舟をこぎ出す$櫓のきしる音だけが$静寂な川面に$ひときわ高く響いて、山もそれを映す江水も深い緑一色の中にある。 流れのただ中を下りながら、空の際をふりかえり眺めると、あの厳上を雲が無心に追いかけあうかのように流れている。
漁翁(ぎょをう) 夜(よる) 西巖(せいがん)に傍(そ)いて宿(しゅく)す 暁(あかつき)に淸湘(せいしゃう)に汲(く)みて 楚竹(そちく)を燃(た)く 煙銷(けむりき)え 日出(ひい)でて人(ひと)を見(み)ず 欸乃一声(あいだいいっせい) 山水(さんすい)綠(みどり)なり 天際(てんさい)を迴看(くわいかん)して 中流(ちゅうりう)を下(くだ)れば 巖上(がんじゃう) 無心(むしん)に雲(くも)相(あ)ひ逐(お)う
漁翁 夜 西巖に傍いて宿す 暁に淸湘に汲みて 楚竹を燃く 煙銷え 日出でて人を見ず 欸乃一声 山水綠なり 天際を迴看して 中流を下れば 巖上 無心に雲相ひ逐う

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系