唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 雜曲歌辭 長相思三首 二
作者: 李白
日色已盡花含煙,月明欲素愁不眠。趙瑟初停鳳凰柱,蜀琴欲奏鴛鴦弦。此曲有意無人傳,願隨春風寄燕然,憶君迢迢隔青天。昔日橫波目,今成流淚泉。不信妾腸斷,歸來看取明鏡前。
英譯: Sunlight begins to fade, mist fills the flowers, The moon as white as silk Weeps and cannot sleep, Chao zither's Phoenix frets no more shall I touch, Shu lute's Mandarin Duck strings I'll sound instead: This song has a meaning that no one can tell, It follows the Spring wind as far as Yen-jan To you far, far away beyond the blue sky - Whom once I gave A sideways glance With eyes that now Are wells of tears - If you do not believe That my heart breaks, Come back and look with me into this glass!
日譯: いついつまでも思い続ける人は、都の長安にいる。。きりぎりすが、黄金飾りの井戸の欄干で、この秋の夜に鳴いている。わずかに置かれた霜はひえびえとして、竹の数物も冷たく見え、ただ一つのともし火は明るく照らすこともなく、わたしの心中の思いは絶ち切られるようにせつない。そこでとばりを巻き上げ、 月を遠くながめやって、ただ長いため息をつくばかり。 わが思う美しい人は花のように美しいのだが、今は遠く雲の彼方に隔てられている。上には、青々として果てしない大空があり、下には、みどり色の水の大波小波がある。大空は果てしなく続き、大地は違くまで広がっていて、わが魂は飛んで行こうとして苦しみもだえ、夢を見続ける魂が、行き着くことのできないのは、関所の山々が越え難いからなのだ。いついつまでも思い続けて、わたしの胸ははりさけんばかりに痛む。
長(なが)く相思(あいおも)うは 長安(ちょうあん)に在(あ)り 絡緯(らくい) 秋啼(あきな)く 金井(きんせい)の欄(らん) 微霜淒淒(びそうせいせい)として 簟色(てんしょく)寒(さむ)く 孤灯(ことう)明(あき)かならず 思(おも)い絶(た)えんと欲(ほっ)す 帷(とばり)を巻(ま)き月(つき)を望(のぞ)みて 空(むな)しく長嘆(ちょうたん)す 美人花(びじんはな)のごとく 雲端(うんたん)を隔(へだ)つ 上(かみ)には青冥(せいめい)の長天(ちょうてん)有(あ)り 下(しも)には緑水(りょくすい)の波瀾(はらん)有(あ)り 天長(てんなが)く地遠(ちとお)くして 魂飛(たましいと)ぶこと苦(くる)しく 夢魂(むこん)到(いた)らず 関山(かんざん)難(むな)し 長(なが)く相思(あいおも)いて 心肝(しんかん)摧(くだ)く
長く相思うは 長安に在り 絡緯 秋啼く 金井の欄 微霜淒淒として 簟色寒く 孤灯明かならず 思い絶えんと欲す 帷を巻き月を望みて 空しく長嘆す 美人花のごとく 雲端を隔つ 上には青冥の長天あり 下には緑水の波瀾有り 天長く地遠くして 魂飛ぶこと苦しく 夢魂到らず 関山難し 長く相思いて 心肝摧く
暮れゆけば花はもやに包まれ 月の光は白絹のよう 心うれえて眠られぬ 鳳凰の瑟の手をやめ おしどり 鴛鴦の琴をかなでる だがこの曲のこころをば 伝えてくれる人もない 願わくは春風にことよせて 燕然山へ伝えたい 君を憶えば天の彼方 昔はあなたに流し目送ったこの眼が いまは涙の泉となる 勝もちぎれるような私の思いを もし信じられぬとおっしゃるなら 鏡にうつるやつれた顔を どうぞ帰って見て下さい
日色(にっしょく)尽(つ)きんと欲して花烟(けむり)を含む 月明素(そ)の如く 愁えて眠らず 趙瑟(ちょうしつ)初めて停(とど)む 鳳凰(ほうおう)の柱(ちゅう) 蜀琴(しょくきん)奏せんと欲す 鴛鴦(えんおう)の絃 此(こ)の曲意(い)有るも 人の伝うる無し 願わくは 春風に随って燕然(えんぜん)に寄せんことを 億う君 迢(ちょう)迢として青天を隔(へだ)つ 昔日 横波(おうは)の目 今流涙(りゅうるい)の泉となる 妾(しょう)が腸を断つを信ぜずんぱ 帰来看取(きらいかんしゅ)せよ 明鏡(めいきょう)の前
日色尽きんと欲して花烟を含む 月明素の如く 愁えて眠らず 趙瑟初めて停む 鳳凰の柱 蜀琴奏せんと欲す 鴛鴦の絃 此の曲意有るも 人の伝うる無し 願わくは 春風に随って燕然に寄せんことを 億う君 迢迢として青天を隔つ 昔日 横波の目 今流涙の泉となる 妾が腸を断つを信ぜずんぱ 帰来看取せよ 明鏡の前

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系