題名: | 聽曉角 |
作者: | 李益 |
邊霜昨夜墮關榆,吹角當城漢月孤。無限塞鴻飛不度,秋風卷入小單于。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
この邊境地帶は昨夜、關所のにれの木立に霜がおりた。あけがたになって角笛を吹くのが聞こえる。ちょうど城の正面に片割れ月が一つぽつんとかかっている。空を飛んでいる無數の雁の群れも、なにか行ってしまうことをしかねるようにさまようているではないか。秋風は角笛のしらべのままに小單于の曲に吹き入ってひびいている。
邊霜(へんさう) 昨夜(さくや) 關楡(くわんゆ)に堕(お)つ。 角(かく)を吹(ふ)けば 城(しろ)に當(あた)って片月(へんげつ)孤(こ)なり。 無限(むげん)の塞鴻(さいこう) 飛(と)んで度(わた)らず。 秋風(しうふう)吹(ふ)き入(い)る 小單于(せうぜんう)。 邊霜 昨夜 關楡に堕つ。 角を吹けば 城に當って片月孤なり。 無限の塞鴻 飛んで度らず。 秋風吹き入る 小單于。 |