題名: | 汴河曲 |
作者: | 李益 |
汴水東流無限春,隋家宮闕已成塵。行人莫上長堤望,風起楊花愁殺人。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
汴水は東へ流れてゆき、かぎりない春の色があたりにみちている。でも、隋王朝時代の離宮は跡かたもなく崩れて、とっくに塵になってしまった。
道行く人よ、この長い堤の上に登って眺めてはいけない。風が吹き起こってやなぎの花が空中に飛びちってゆくのを見ると、誰でも深いうれいにつつまれるだろうからね。
汴水(べんすい)東流(とうりうす) 無限(むげん)の春(はる)。 隋家(ずいか)の宮闕(きゅうけつ) 已(すで)に塵(ちり)と成(な)る。 行人(かうじん) 長堤(ちゃうてい)に上(のぼ)って望(のぞ)むこと莫(なか)れ。 風起(かせおこ)って楊花(やうくわ) 人(ひと)を愁殺(しうさっ)す。 汴水東流 無限の春。 隋家の宮闕 已に塵と成る。 行人 長堤に上って望むこと莫れ。 風起って楊花 人を愁殺す。 |