題名: | 宿昭應 |
作者: | 顧況 |
武帝祈靈太乙壇,新豐樹色繞千官。那知今夜長生殿,獨閉山門月影寒。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
玄宗皇帝が朝元閣で老子を祭られたが、むかし漢の武帝が太乙壇を築かせて天帝太一の靈顯を祈りもとめられたにも比すべき盛儀であった。千官が扈從して参列し、新豊の樹々の綠のいろがそれをとりかこんで、めでたいにぎやかさが、野山にみちみち ていた。しかし、それがどうしたことか、今夜の長生殿$いつまでも長生きするという目出度い名の御殿!$はひっそりと静まりかえり、人げのない山の中の、さむさむとした月の光をあびて、扉を固く閉さしていようとは、いったい誰が思ってもみただろう。
武帝(ぶてい) 霊(れい)を祈(いの)る 太乙壇(たいいつだん)。 新豐(しんぼう)の樹色(じゅしよく) 千官(せんくわん)を繞(めぐ)る。 那(なん)ぞ知(し)らん 今夜(こんや) 長生殿(ちゃうせいでん)、 獨(ひと)り空山(くうざん)月影(げつえい)の寒(さむ)きに閉(と)ざさんとは。 武帝 霊を祈る 太乙壇。 新豐の樹色 千官を繞る。 那ぞ知らん 今夜 長生殿、 獨り空山月影の寒きに閉ざさんとは。 |