題名: | 軍城早秋 |
作者: | 嚴武 |
昨夜秋風入漢關,朔雲邊月滿西山。更催飛將追驕虜,莫遣沙場匹馬遠。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
昨夜、秋風がわが關所に吹き入って、えびすの空にたなびく雲、えびすの地を照らす月の光、それが西山の峯々に滿ちわたった。あらためて飛務軍と呼ばれる名將を派遣して、おごりたかぶっている蠻族を追撃させることになった。沙漠の上で彼らを全滅せしめ、たった一匹の馬も生きて逃げ歸ることを許すな。
昨夜(さくや)秋風(しうふう) 漢關(かんくわん)に入(い)る。 朔雲(さくうん)邊月(へんげつ) 西山(せいざん)に滿(み)つ。 更(さら)に飛將(ひしゃう)を催(うなが)して驕虜(けうりょ)を追(お)はしむ。 沙場(さぢゃう)の匹馬(ひつば)をして還(かへ)らしむること莫(な)かれ。 昨夜秋風 漢關に入る。 朔雲邊月 西山に滿つ。 更に飛將を催して驕虜を追はしむ。 沙場の匹馬をして還らしむること莫かれ。 |