題名: | 九日送別 |
作者: | 王之渙 |
薊庭蕭瑟故人稀,何處登高且送歸。今日暫同芳菊酒,明朝應作斷蓬飛。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
この薊州地方は、秋風がものさびしく吹きすさび、親しい友人もめったに逢えない。それにまた君がいなくなる。どこへ行って高いところに登って重陽をむかえ、兼ねて君のため送別の宴を張ったらいいか。今日は、しばらく菊花の酒を共に酌んで一ダの歡をつくそう。明日は北風に吹かれて飛んでゆく根なしの枯れよもぎの身じゃないか。
薊庭(けいてい)蕭瑟(せうしつ)として故人(こじん)稀(まれ)なり。 何(いづ)れの處(ところ)か高(たか)きに登(のぼ)りて且(か)つ歸(かへ)るを選(おく)らん。 今日(こんにち) 暫(しばら)く芳菊(はうきく)の酒(さけ)を同(おな)じうす。 明朝(みゃうてう)應(まさ)に斷蓬(だんぽう)と作(な)って飛(と)ぶぺし。 薊庭蕭瑟として故人稀なり。 何れの處か高きに登りて且つ歸るを選らん。 今日 暫く芳菊の酒を同じうす。 明朝應に斷蓬と作って飛ぶぺし。 |