題名: | 相和歌辭 倢伃怨 |
作者: | 崔國輔 |
長信宮中草,年年愁處生。故侵珠履跡,不使玉階行。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
長信宮には宮人の往來が少ないので草が生えやすい。ましてわたしのような愁いに沈んでいるものの部屋の前には、年々茂りまさっている。昔は天子もお通りになったお履物の跡を意地悪く侵して生えてゆき、だんだん玉の階を通りにくくしてしまう。
長信宮中(ちゃうしんきゅうちゅう)の草(くさ)、 年年(ねんねん) 愁處(しうしょ )に生(しゃう)ず。 故(ことさ)らに珠履(しゅり)の跡(あと)を侵(をか)し 玉階(ぎょくかい)をして行(ゆ)かしめず。 長信宮中の草、 年年 愁處に生ず。 故らに珠履の跡を侵し 玉階をして行かしめず。 |