題名: | 經鄒魯祭孔子而歎之 |
作者: | 明皇帝 |
夫子何爲者?栖栖一代中。地猶鄹氏邑,宅即魯王宮。歎鳳嗟身否,傷麟怨道窮。今看兩楹奠,當與夢時同。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
孔夫子はいかなる人
この世を救い匡そうと
生涯奔走したもうた
その生まれたまいしは
今もかわらぬ阪氏の邑
その居ましし故宅は
後に魯王の宮となった
その身は乱世に生まれ合せ
風鳥の世に出ぬを嘆き
その道の行なわれぬを怨んでは
時ならぬ隣の出現を悲しまれた
今見る聖廟の両柱の間
神酒を奠えたまつりのさまは
昔 夫子の夢の中に
現われた形と同じであろう
夫子(ようし)は何為(なんす)る者ぞ 栖栖(せいせい)たり一代の中(うち) 地は猶(なお)阪氏(すうし)の邑(ゆう) 宅(たく)は即(すなわ)ち魯王(ろおう)の宮(きゅう) 鳳(ほう)を歎じて身の否(ひ)なるを嗟(なげ)き 麟(りん)を傷(いた)んで道の窮(きゅう)せるを怨(うら)む 今(いま)両楹(りょうえい)の奠(てん)を看(み)る 当(まさ)に夢時(むじ)と同じかるべし 夫子は何為る者ぞ 栖栖たり一代の中 地は猶阪氏の邑 宅は即ち魯王の宮 鳳を歎じて身の否なるを嗟き 麟を傷んで道の窮せるを怨む 今両楹の奠を看る 当に夢時と同じかるべし |