題名: | 婕妤怨 |
作者: | 皇甫冉 |
由來詠團扇,今已值秋風。事逐時皆徃,恩無日再中。早鴻聞上苑,寒露下深宮。顏色年年謝,相如賦豈工。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
花のさきみちた枝がたわわに、帝のいます建章宮からさし出ているのが見える。凰の鳴く音にも似たという笙の音がにぎやかにひびいているのは、昭陽殿である。誰かに訊いてみたい。あの昭陽殿に住んでいる人、いま帝の寵愛をひとりじめにしている人は、いったいどれほど長い眉をしているのかしら。
花枝(くわし) 建章(けんしゃう)を出(い)で 鳳管(ほうくわん) 昭陽(せうやう)に發(はっ)す。 借問(しゃもん)す 恩(おん)を承(う)くる者(もの)、 雙蛾(さうが) 幾許(いくばく)か長(なが)き。 花枝 建章を出で 鳳管 昭陽に發す。 借問す 恩を承くる者、 雙蛾 幾許か長き。 |