題名: | 宿石邑山中 |
作者: | 韓翃 |
浮雲不共此山齊,山靄蒼蒼望轉迷。曉月暫飛高樹裏,秋河隔在數峰西。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
浮き雲もこの山、石邑山ほどは高くない。山には靄がぼうとかかって、眺めやると、どこがどこか、ますます見當がつかない。あけがたの月は、しばらく木々のあいだを飛ぶように移ってゆく。そして天の川が遠くにへだたって、いくつかの峯の西にかかっている。
浮雲(ふうん)も此(こ)の山(やま)と齊(ひと)しからず。 山靄(さんあい)蒼蒼(さうさう)として望(のぞ)み轉々(うたた)で迷(まよ)ふ。 曉月(げうげつ)暫(しばら)く飛(と)ぶ 千樹(せんじゅ)の裏(うち)。 秋河(しうか)は隔(へだ)たりて數峯(すうほう)の西(にし)に在(あ)り。 浮雲も此の山と齊しからず。 山靄蒼蒼として望み轉々で迷ふ。 曉月暫く飛ぶ 千樹の裏。 秋河は隔たりて數峯の西に在り。 |