題名: | 相和歌辭 從軍行 二 |
作者: | 王昌齡 |
烽火城西百尺樓,黃昏獨上海風秋。更吹橫笛關山月,誰解金閨萬里愁。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
烽火城の西にたっている、百尺の望樓。たそがれどき、その望樓の上にひとり坐っていると、青海から吹いてくる風は秋のけはいが深い。まして「關山の月」の曲を吹く笛の音がひびいてくるではないか。わが妻のすむ萬里のかなたを思いやる、やるせなさをどうすることもできない。
烽火(ほうくわ)城西(じゃうせい) 百尺(ひゃくせき)の樓(ろう)。 黄昏(くわうこん) 獨坐(どくざ)す 海風(かいふう)の秋(あき)。 更(さら)に羌笛(きゃうてき)を吹(ふ)く 關山(くわんざん)の月(つき)、 那(いかん)ともする無(な)し 金閨(きんけい)萬里(ばんり)の愁(うれひ) 烽火城西 百尺の樓。 黄昏 獨坐す 海風の秋。 更に羌笛を吹く 關山の月、 那ともする無し 金閨萬里の愁 |