唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 送遠
作者: 杜甫
帶甲滿天地,胡爲君遠行。親朋盡一哭,鞍馬去孤城。草木歲月晚,關河霜雪清。別離已昨日,因見古人情。
英譯: While fighting fills the universe, Why must you go on a long journey? Your relatives and friends weep To see you leave this lonely city on a saddled horse, When the countryside is no longer green, because the year is late, When the frost and snow are clean, because the roads are deserted. Human parting is not new; We understand now why the ancients were sad.
日譯: 帶甲(たいか) 天地(てんち)に滿(み)つ。 胡爲(なんす)れぞ 君(きみ) 遠行(ゑんかう)する。 親朋(しんぼう) 一哭(いつこく)を盡(つく)し、 鞍馬(あんば) 孤城(こじゃう)を去(さ)る。 草木(さうもく) 歳月晩(さいげつく)れ、 關河(くわんか) 霜雪清(さうせつきょ)し。 別離(べつり)は已(すで)に昨日(さくじつ)、 因(よ)って見(み)る古人(こじん)の情(じゃう)。
帶甲 天地に滿つ。 胡爲れぞ 君 遠行する。 親朋 一哭を盡し、 鞍馬 孤城を去る。 草木 歳月晩れ、 關河 霜雪清し。 別離は已に昨日、 因って見る古人の情。
今や武裝した兵士が天地に満ちあふれ、どこも戰亂のさたかにあるとき、君はどうして遠くへ旅立つのか。親類や友人が見送りにきて、ひとしきり別れを惜しんで泣い た。それが終わると、君は鞍おいた馬にまたがって、この孤立したさびしい町を出て行った。草も木も枯れはてて、今年も暮れにおしつまった。行くさきの關所關所の山や川も霜をおき雪が積んで、ひいやりと冴えていることだろぅ。「君を送りしは昨日のように思えど、簷前の露の白さに秋の深みを覚えて、この身が芳しい草としぼむの は借しからねと、君がみちみちさぞお寒いことよと、そればかりがかなしいの」という歌がある。それにつけても昔の人の氣持ちもわかるではないか。

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系