題名: | 望嶽 |
作者: | 杜甫 |
岱宗夫如何,齊魯青未了。造化鍾神秀,陰陽割昏曉。盪胷生曾雲,決眥入歸鳥。會當凌絕頂,一覽衆山小。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
そも泰山(たいざん)は
斉魯(せいろ)二国(にこく)にまたがって青一色(ちんいいそお)にはてもなし
造化(ぞうか)の神(かみ) ここに霊秀(れいしゅう)の気(き)をあつめ
高(たか)き峯(みね) 日(ひ)を障(さわ)って南北(なんぼく)に明暗(めいあん)を分(わ)かてり
沸(わ)き起(お)こる層雲(そううん)にわが胸(むね)を盪(ゆる)がせ
眥(まなじり)を裂(さ)いて遠(とお)くねぐらに帰(かえ)る鳥影(とりかげ)を見(み)る
いつか必(かなら)ずこの絶頂(ぜっちょう)を極(き)めて
天(てん)が下(した)の山(やま)々を小(しょう)なりとして見降(みお)ろさむ
そも泰山は 斉魯二国にまたがって青一色にはてもなし 造化の神 ここに霊秀の気をあつめ 高き峯 日を障って南北に明暗を分かてり 沸き起こる層雲にわが胸を盪がせ 眥を裂いて遠くねぐらに帰る鳥影を見る いつか必ずこの絶頂を極めて 天が下の山々を小なりとして見降ろさむ 岱宗(たいそう) 夫(そ)れ如何(いかん) 斉魯(せいろ) 青(せい)未(いま)だ了(さと)らず 造化(ぞうか) 神秀(しんゆう)を鍾(あつ)め 陰陽(いんよう) 昏暁(こんぎょう)を割(わか)つ 胸(むね)を盪(うご)かして曾雲(そううん)生(しょう)じ 皆(まなじり)を決(ひら)けば帰鳥(きちょう)入(い)る 会(かなら)ず当(まさ)に絶頂(ぜっちょう)を凌(しの)ぎ 一覽(いちらん) 衆山(しゅうざん)を小(しょう)とすべ 岱宗 夫れ如何 斉魯 青未だ了らず 造化 神秀を鍾め 陰陽 昏暁を割つ 胸を盪かして曾雲生じ 皆を決けば帰鳥入る 会ず当に絶頂を凌ぎ 一覽 衆山を小とすべし |