唐詩平行語料庫研究計畫


題名: 人日寄杜二拾遺
作者: 高適
人日題詩寄草堂,遙憐故人思故鄉。柳條弄色不忍見,梅花滿枝空斷腸。身在遠藩無所預,心懷百憂復千慮。今年人日空相憶,明年人日知何處。一臥東山三十春,豈知書劒老風塵。龍鐘還忝二千石,愧爾東西南北人。
英譯: 暫無英譯內容
日譯: 人日(じんじつ) 詩(し)を題(だい)して草堂(さうだう)に寄(よ)す。 遥(はるか)かに憐(あは)れむ 故人(こじん)の故郷(こきょう)を思(おも)ふを。 柳條色(るでういろ)を弄(ろう)して見(み)るに忍(しの)びず、 梅花(ばいくわ) 枝(えだ)に滿(み)ちて空(むな)しく斷腸(だんちちゃう)。 身(み)は南蕃(なんばん)に在(あ)りて預(あづか)る所(ところ)無(な)し。 心(こころ)に懷(いだ)く百憂(ひゃくいう) 復(また) 千慮(せんりょ)。 今年(こんねん)人日(じんじつ) 空(むな)しく相憶(あひおも)ふ。 明年(みゃうねん)人日(じんじつ) 知(し)んぬ何(いづ)れの處(ところ)ぞ。 一臥(いちぐわ) 東山(とうざん) 三十春(さんずつちゅん)。 豈知(あにし)らんや 書剣(しょけん) 風塵(ふうぢん)に老(お)いんとは。 龍鍾(りょうしょう) 還(また) 忝(かたじけ)なうす兩千石(にせんせき)、 愧(は)づ 爾(なんぢ) 東西南北(とうざいなんぼく)の人(ひと)。
人日 詩を題して草堂に寄す。 遥かに憐れむ 故人の故郷を思ふを。 柳條色を弄して見るに忍びず、 梅花 枝に滿ちて空しく斷腸。 身は南蕃に在りて預る所無し。 心に懷く百憂 復 千慮。 今年人日 空しく相憶ふ。 明年人日 知んぬ何れの處ぞ。 一臥 東山 三十春。 豈知らんや 書剣 風塵に老いんとは。 龍鍾 還 忝なうす兩千石、 愧づ 爾 東西南北の人。
今日は人(正月七日)だ。この詩をつくって成都の浣花草堂にいる君のもとへ送る。内亂以来、故郷に帰れないでいる君が、さぞ故郷を思う心が切だろうと同情にたえない。柳の枝はうすの芽を吹きそめて、やるせない思いをかきたてて見ていられない。梅の花はまさに満開だが、腸がたち切られるようなかなしみをさそうではないか。 自分は、ていよく左遷されて、この南の藩國におり、中央の重要問題は關知するところがない。しかし、世のなりゆきを眺めていると、憂慮にたえないことばかりだ。お互いに浮草のような身分で、どうなることでもない。今年の人日は、こぅやってむなしく手紙を送って思いを述べることだけはできた。さて來年はお互いにどこにいて どうなっていることやら。 自分も若いころにはずいぶん大志を抱いて一世を白眼視したものだった。昔の謝安石が東山に高臥したのをならったわけでもないが、三十年間も野にあって節を屈しなかった。それがふとしたことから官界に乗り出し、そこへあいにく、安祿山の大亂が 勃發するような破目になって、政治から足を洗うことができず、交土ともつかず軍人ともつかず、あちらへやられ、こちらへやられているうちに、とうとう老人になってしまった。この老いぼれた年になっても、刺史などという職にかじりついて、お上の祿を頂戴している。束縛のない身で自由に東西南北に放浪される君に對して、深くはずかしく思っている。
人日$正月七日$にこの詩を書きつけ、君のいる草堂に送る。旧友である君が$私と同じく$故郷をひたすら思っていることに、この離れた$蜀州の$地から、せめていとしい気持だけでも送り届けよう。$南方の蜀の地では、春景色が早くも到来していて$柳の枝はもう芽ぷいており、悲しくて見ることができないほどである。また、梅の花も枝いっぱいに咲いており、$共に楽しむ相手もいないまま$悲しい思いにくれるだけである。 わが身は、この南の蜀の地に左還され、中央の政治に全く関与できないでいる。わが心は、さまざまな心配ごとに満ちている。今年人日には、君に会えずに、ただ君のことを空しく思っているだけである。来年の人日には、いったいどこにいるのかわからない$さらに遠くの地へ行ってしまうのかもしれない$。 昔、私は、謝安が会稽の東山に隠れていたように三〇年間も仕官せずに自由に過した。そのころは、わが学問や武芸を、俗世の役人ぐらしの中で朽ちさせていくことなど、全く予想もしていなかった。ところが、$恥しいことに$老いた身であるのに、なおも私の方は地方長官を拝命している。$この点を思うと$君が自由な人間として拘束なく生きていることに恥じいるばかりである。
人日(じんじつ) 詩(し)を題(だい)して草堂(さうだう)に寄(よ)す 遥(はる)かに憐(あは)れむ 故人(こじん)の故郷(こきゃう)を思(おも)ふを 柳條(りうでう)は色(いろ)を弄(ろう)して 見(み)るに忍(しの)びず 梅花(ばいくわ)は枝(えだ)に滿(み)ちて 空(むな)しく斷腸(だんちちゃう) 身(み)は南蕃(なんばん)に在(あ)りて 預(あづ)かる所(ところ)無(な)く 心(こころ)に懷(おも)ふ 百憂(ひゃくいう)復(ま)た 千慮(せんりょ) 今年(こんねん) 人日(じんじつ) 空(むな)しく相(あ)ひ憶(おも)ふ 明年(みゃうねん)の人日(じんじつ) 知(し)るや 何(いづ)れの処(ところ)ぞ 一(ひと)たび東山(とうざん)に臥(ふ)して 三十春(さんじつしゅん) 豈(あ)知(し)らんや 書剣(しょけん) 風塵(ふうぢん)に老(お)いん 竜鍾(りょうしょう) 還(ま)た忝(かたじけ)なくす 兩千石(にせんせき) 愧(は)づ 爾(なんぢ) 東西南北(とうざいなんぼく)の人(ひと)
人日 詩を題して草堂に寄す 遥かに憐れむ 故人の故郷を思ふを 柳條は色を弄して 見るに忍びず 梅花は枝に滿ちて 空しく斷腸 身は南蕃に在りて 預かる所無く 心に懷ふ 百憂復た 千慮 今年 人日 空しく相ひ憶ふ 明年の人日 知るや 何れの処ぞ 一たび東山に臥して 三十春 豈知らんや 書剣 風塵に老いん 竜鍾 還た忝なくす 兩千石 愧づ 爾 東西南北の人

國立高雄科技大學應用英語系、高瞻科技不分系/國立彰化師範大學英語系