題名: | 寄楊侍御 |
作者: | 包佶 |
一官何幸得同時,十載無媒獨見遺。今日不論腰下組,請君看取鬢邊絲。 | |
英譯: | 暫無英譯內容 |
日譯: |
わたしはなんという幸運か、君と同時に任官することができた。あれから十年、みなさんが出世してゆくのに、わたしだけはなんのつてもないままに、ひとりとり殘されてしまった。今日では、おたがいの腰につけた印綬の色などについては、とやかく いうことはない。どうぞ、この髪のあたりののような白髪をよくお目をとめてごらんください$この年になって、このみじめな低い官にいるのです$。
一官(いっくわん) 何(なん)の幸(さいはひ)ぞ 時(とき)を同(おじ)じうするを得(え)たる。 十載(じっさい) 媒(ばい)無(な)くして獨(ひと)り遺(のこ)さる。 今日(こんにち) 論(ろん)ずること莫(なか)れ 腰下(えうか)の組(そ)。 請(こ)ふ 君(きみ) 看取(かんしゅ)せよ 鬢邊(びんへん)の絲(いと)。 一官 何の幸ぞ 時を同じうするを得たる。 十載 媒無くして獨り遺さる。 今日 論ずること莫れ 腰下の組。 請 君 看取せよ 鬢邊の絲。 |